タムケオ ディーン(Thumkeo, Dean)
(2016.4.1~2024.3.31)
昭和51年生まれ。平成13年大阪大学薬学部薬学科卒業、平成21年大阪大学医学部医学科卒業。平成25年医学博士(京都大学)。京都大学大学院医学研究科神経・細胞薬理学教室、次世代免疫制御を目指す創薬医学融合拠点を経て、現在、京都大学大学院医学研究科特定准教授。
これまで、生体内における細胞骨格の機能に興味を持ち、ノックアウトマウス及び細胞生物学的手法を用いて、細胞骨格アクチン制御因子であるROCK及びmDiaの働く仕組みを明らかにしてきた。一方、平成25年より次世代免疫制御を目指す創薬医学融合拠点にて、免疫T細胞の活性化メカニズムや皮膚アレルギーの研究も行っている。基礎生物学と臨床医学をつなぐような横断研究を行い、アレルギー・自己免疫疾患に対する新しい治療薬物の開発を目指したいと考えている。
- Thumkeo D, Watanabe S and Narumiya S.
Physiological roles of Rho and Rho effectors in mammals.
European Journal of Cell Biology (2013), 92(10-11), 303-315
- Shinohara R, Thumkeo D, Kamijo H, Kaneko N, Sawamoto K, Watanabe K, Takebayashi H, Kiyonari H, Ishizaki T, Furuyashiki T and Narumiya S.
A role for mDia, a Rho-regulated actin nucleator, in tangential migration of interneuron precursor.
Nature Neuroscience (2012), 15(3): 373-380
- Thumkeo D, Shinohara R, Watanabe K, Takebayashi H, Toyoda Y, Tohyama K, Ishizaki T, Furuyashiki T and Narumiya S.
Deficiency of mDia, an actin nucleator, disrupts integrity of neuroepithelium and causes periventricular dysplasia.
PLoS ONE (2011), 6(9): e25465